SR20DETをオーバーホールしました。BrianCrower(ブライアンクロワー)のクランクシャフト、コンロッド、CP-CARRILLOの86.5φピストンを使い排気量アップしました。
ブロックは高出力化の為、強化ライナーを入れました。 |
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まずは全パーツのバリ取りから。
エンジン部品のすべてのパーツのバリ取りから始めます。
検品しながら角を落としていき、不要なトラブルが出ないよう気を使って作業します。
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新品のインナーパーツも加工する前に計測して寸法が交差の範囲に収まっているかをチェックします。
新品部品でも寸法誤差が大きく使えない物もあるので最小単位1000分の1mmで計測し交差の範囲に入っているかを入念にチェックします。
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計測が終わったら加工に出すための準備をします。ブロックはフロントカバーを付けガスケット、ダミーヘッドを乗せて加工へ。
ライナーを入れてもらい、ボーリング、ホーニングです。
クランクシャフトも量産品のバランス取りだと甘いのでバランスを取り直します。
ヘッドはバルブガイド打ち換え、シートカット、面研です。
バルブは新品を使います。
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コンロッドの重量合わせ。
アメリカ製のコンロッドは大抵、大端部重量、小端部重量、総重量と計測して有りますが、最小単位が1グラムなので、0.1グラム単位にして微調整します。
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ボーリング後の寸法を計測。
ダミーヘッドが付いていない状態で計測すると真円度、テーパー度共にかなり狂ってしまいます。
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シリンダーヘッドはバルブの擦り合わせをし、クランクはラッピングをします。
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ダミーヘッドを外し入念に洗浄して組み付けです。
オイルのメインギャラリーはメタル給油穴加工時の返りバリが出ているので、貫通できるシャンクにペーパーを巻きバリ取りをしっかり行います。
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