約9万キロ程走行した、4G63(ランエボ8MR)のエンジンをオーバーホールしました。
シリンダーブロック、ヘッドが加工から帰ってきたので、組み付けをはじめました。
温度管理をして、精密にクリアランスを計測、調整しながら組み付けて行きます。 |
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加工からシリンダーとヘッドが帰ってきました。
丁寧に洗浄し、組み付けを始めて行きます。 |
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ボーリングの上がりを点検します。
室温を安定させた後、ピストン外径を計測し、各シリンダー軸方向、直角方向を上部、中部、下部、計6箇所測定し、ピストンクリアランスを確認します。
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クランクシャフトは、ダイナミックバランス、ラッピングをしました。
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クランク、コンロッドメタルのクリアランスを調整して行きます。
クランクシャフトのシャーナル径をマイクロメーターで測定した後、クランクジャーナル、コンロッドとメタルを組み付けボアゲージで内径を測定し、引き算してクリアランスを測定します。測定単位は0.001mmです。
メタルはACL製を使用し同一グレード内のメタルも公差が有る為、厚みを測定、選択し目標のクリアランスに調整して行きます。
コンロッドボルトは、ボルトの伸び量とトルクメーターでトルクを確認しながら締め付けます。
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ピストンリング、オイルリングの合い口隙間を確認、調整します。
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シリンダーブロック組み付け。
クランクシャフト、ピストンコンロッドを組み付け、シリンダーブロック上面とピストントップの高さを各気筒測定します。 |
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シリンダーヘッド組み付け。
シートリングとポートの段付きを修正して、バルブの擦り合わせをします。
バルブの付き出し量を点検。リテーナー端面からバルブステムエンド寸法も測定。
問題が無ければ組付けをします。
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バルブをシリンダーヘッドに組み付け後、シリンダーブロックに取り付け。
カムシャフトを取り付け、バルブタイミングを調整。
タービン、サージタンク等、補記類を組み付けて完成。 |
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